新学期が始まりました
今年も各学校に新入生が入学する時期になりました。
当社でも早速、東京工科自動車大学校世田谷校、
自動車整備科夜間課程の授業をお手伝いさせていただきます。
今回の授業は「車両整備の安全作業」という科目です。
この科目は新入生にとって一番最初の実習であり、
この先の実習や就職後の整備全般に関わる重要な一歩となります。
内容の一つとして「5S」の学習があります。
5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の単語5つの頭文字をとり5Sと呼ばれます。
現在では世界中のいろいろなビジネスで提唱されていますが、
この5Sとは日本が誇るトヨタ自動車が提唱したものです。
良い仕事は良い環境が作り出すものですので、
一番初めの実習でじっくり実践していただきます。

新人研修をさせていただきました
今週は大手バイク取扱いB社の営業職等の整備職外に向けた研修を対応させていただきました。
今月入社したばかりの新入社員に、今後ずっと付き合っていくバイクに興味を持って、バイクを好きになってもらえるように意識しつつ、バイクの構造から整備の基本を学習していただきます。
初日にはこの研修の中でも一大イベントである、エンジンの分解組立があります。
午前中にバイクの基本構造を講義形式で説明した後、午後からは2人1組で汎用エンジンの分解を実施しました。講義で学習したエンジン内部の構造や、部品について確認しながら分解を行うことで、知識を経験につなげてから、組み立てをしていただきました。
初めてエンジンを分解し、そのエンジンを組立てる。そして、そのエンジンがかかる。この体験はなかなか味わえませんし、この
整備経験者、未経験者、バイクの免許保持者、未保持者とバイクに対して、さまざまな関わり方をしている新入社員が、お互いに助け合いながら、バイクへの知識を深めていく姿がとても眩しく感じました。
夜間課程でバイクの点検整備の授業を
今週は夜間課程での二輪授業を担当しています。
今回の授業では二輪車の多くの車両が搭載している「湿式多板クラッチ」のオーバーホールなどを実施します。
ガソリンや軽油などを機関内で燃焼させる内燃機関と呼ばれるエンジンは、とてもパワフルで現代社会では欠くことのできない存在です。
しかし、内燃機は回転がいくらか上がってから力が出るという特徴があります。
その為、停車から発進の際には力が弱く、いきなりエンジンから車輪に動力を伝えようとするとエンジンの力が負けてエンストして(エンジンがとまって)しまいます。
そこで内燃機関の多くは「クラッチ」という機構が必要になり、徐々に動力を伝えていくのです。
クラッチの授業の後には学生にとって興味のある馬力測定を行いました。
ヤマハのR6という600ccのバイクで馬力測定を行います。
学生たちは、普段乗らない大型のスーパースポーツバイクを目の前にして、とても積極的に授業に参加していました。
#ネクジェネの職業教育
#バイクの点検整備
#クラッチオーバーホール
